■ ID
| 1044 |
■ 種類
| 学会発表 |
■ タイトル
| 位相シフトデジタルホログラフィー法におけるスペックル統計に基づく位相シフト誤差補償法
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■ 著者
| 片岡基史
埼玉大学大学院 門野博史
埼玉県環境科学国際センター
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■ 出版元
| (社)応用物理学会 |
■ 出版年
| 2010 |
■ 誌名・巻・号・年
| 第57回応用物理学関係連合講演会、平成22年3月19日 |
■ 抄録・要旨
| 位相シフトデジタルホログラフィー干渉法では、外乱などのさまざまな要因により位相シフト量に誤差が生じる。本研究ではスペックル位相の統計的特性に基づいて実際の位相シフト量を高精度に推定し、高精度な位相解析を実現する手法を提案する。粗面物体にコヒーレント光を照射したときに生じるスペックル場の位相は完全にランダムであり、その確率密度分布は均一な分布となる。この安定した統計的性質を拘束条件として、実際の位相シフト量を推定する手法である。
実験および計算機シミュレーションにより、本手法の有効性を調べた結果、0.5〜3.2radと広い範囲の位相シフト誤差に対して理想的な3ステップ位相シフト法と同等な結果が得られた。本手法はこれまで利用されていなかった情報を新たに活用しているので、観測システムを何ら変更することなく高精度な計測を達成可能である。
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